端的に言えば都度の意味は「ことあるごとに」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
国立大で国語学を学んだライターのタケルを呼んです。言葉の解説を得意としていて、大学時代はクイズサークルに所属していたので雑学にも詳しい。一緒に「都度」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/タケル
某国立大で日本語学を専攻。体調管理のため、疲れたらその都度休むようにしている。ただし、その休憩が1、2時間になりがちなのが悩みだ。
「都度」の意味は?
「都度」には、次のような意味があります。
物事が行われるたびごと。毎回。「帰郷の都度墓参りをする」
出典:デジタル大辞泉(小学館)「都度」
「都度」は「つど」と読みます。「とど」ではありません。
意味は「物事が行われるたび、毎回」です。何か物事があってひと区切りついた後のそのタイミングごとに、という意味となります。
「都度」の語源は?
次に「都度」の語源を確認しておきましょう。
「都」は「すべて」、「度」は「たび」を表します。「都」という漢字は「都会」や「首都」など、「みやこ」という意味で使われることが多いですが、「統べる、まとめる」や「すべて、ことごとく」などの意味もあるのは意外に知られていないでしょう。「都度」の「都」はそのうちの「すべて」という意味です。よって、「都度」は「すべて」と「〜のたび」、つまり「毎回、ことあるごとに」という意味になります。
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