
その2「し損じる」
「し損じる」は「しそんじる」と読み、「やり方を間違える。失敗する。」の意。漢字は「為損じる」とも「仕損じる」とも表現することが出来ますよ。「しくじる」も「し損じる」も、「してはいけない所で失敗してしまう」という点が同じなので類義語としてふさわしいでしょう。
何事も焦ってすると失敗するから急いでいる時ほど落ち着いてしましょう、という意味の諺「急いては事を仕損じる」という言葉も紹介しておくので、あわせて覚えておきましょう。
「しくじる」の対義語は?
「しくじる」の対義語は、明確には存在しませんよ。「途中で失敗する」の反対の意味から「成し遂げる」を推測しましたが、「成し遂げる」の対義語は「未遂」となり、「しくじる」とは意味合いが変わってくるので「しくじる」の対義語とは定義できませんでした。
従って「しくじる」には対義語は存在しない、という結論に至りましたよ。
その1「Mess up」
「Mess up」は、ネイティブが日常会話でよく用いる表現です。意味は「ぐちゃぐちゃにする・台無しにする・失敗する」なので、「しくじる」の英語表現にはぴったりですね。「Mess up」を覚えておけば「しくじる・やらかす」などの表現は充分に出来ますので、例文を参考にしてみてください。
その2「screw up」
「Mess up」よりももう少しカジュアルな表現が「screw up」になります。このフレーズは、スラングなので自分に対して使うといいでしょう。注意したいのが「screw up」 と「screwup」と2パターンの表現があるのですが、違いはわかるでしょうか?「screw up」スペースがあるほうは、「しくじる・失敗する」の意味で口語(会話)でよく使われますよ。一方「screwup」スペースなしのほうは、「へま・失敗」と名詞として用いられます。こちらも例文を挙げるので参考にしてください。
「I completely messed up this project.」(このプロジェクトは完全に失敗した。)
「I screwed up this morning. I was late getting to work.」(今朝はしくじった。仕事に遅刻してしまった。)
「I was screwup in the interview.」(私は面接でしくじった。)
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