
端的に言えばしくじるの意味は「失敗する」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
接客業で鍛えられた語学力を持つAYAを呼んです。一緒に「しくじる」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/AYA
長年接客業で培った「正しい敬語」を武器に、新人教育の経験も豊富なライターAYAが「しくじる」について読み方から使い方、よくある読み間違いも含めて、分かりやすく解説していく。
「しくじる」の意味や語源・使い方まとめ

image by iStockphoto
「しくじる」という言葉をご存じでしょうか?テレビ番組などでもタイトルになる程ですし一般的な言葉ではありますね。では「しくじった」経験はあるでしょうか?そそっかしい私はそれはもう数え切れないくらいの「しくじり」を味わってきました。あまり自慢できる事ではありませんが、経験豊富な「しくじる」について解説していきますね。
それでは早速テレビ番組「しくじる」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。
「しくじる」の意味は?
「しくじる」には、次のような意味があります。
1.やり損なう。
2.失敗する。
3.過失などのために勤め先や仕事を失う。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「しくじる」
「しくじる」とは「やり損なう・失敗する」の意。漢字にすると当て字ですが「失敗る」と書く事からも分かるように、この二つは一般的によく知られている意味ですね。また「過失などのために職を失う」ことも表現している言葉ですよ。そしてあまり知られてはいませんが、「人の機嫌を損ねる」の意味も含まれています。
「仕事を失う」や「人の機嫌を損ねる」の意味があることを、初めて知った方も多いのではないでしょうか?思っていた以上に重い意味が含まれている事が分かりますね。
「しくじる」の語源は?
次に「しくじる」の語源を確認しておきましょう。先ほど漢字にすると「失敗る」と表記しましたが、語源では「為」と「崩る」で「シ・クズる」から派生して「しくじる」、為たことが崩れるから「失敗する」の意味になったとされています。
もう一つは、「途中で挫けてしまう」の「為」と「挫ける」で「シ・くじケル」から派生している説もありますが、語源として有力なのは前者の方ですよ。
\次のページで「「しくじる」の使い方・例文」を解説!/