国語言葉の意味

「就中」の意味や使い方は?例文や類語を日本語研究家が解説!

「就中」の使い方・例文

つづいて、「就中」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。なお、表記について、現代日本語の書き言葉で「なかんずく」を「就中」と書くことは非常にまれです。ですから例文の中ではひらがな表記に改めています

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1.本システムは業務の効率化を図ることができ、なかんずくデータ処理の省力化に期待が持てる。
2.心に残っている言葉はいくつもあるが、なかんずく母の言葉は強烈な重みをもっている。
3.一連の失態は社内、なかんずく経営陣の事態の変化に対する対応の遅さに原因がある、

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例文1と例文2は用法は同じです。複数の対象がある中で、その中で特にある一つのことを取り上げて強調するいみあいで「就中(なかんずく)」を用いています。場面が1.ではビジネスシーン、2.では個人の言葉ということでより日常の言葉に近い用法という場面わけの意味で2つの例文を作成しました。

例文3は一つの形式としてよく用いられる用法です。すなわち、「就中(なかんずく)」の直前に名詞、特にある集合を表す言葉を置いて、「就中(なかんずく)」と続けた後にその集合の中の一部を取り上げるという用法で、1つの型として身につけるべき用法と言えるでしょう。

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漢文由来の言葉ということで、日常会話の中でこの言葉を見聞きする機会はまずないだろう。しかし、国会の答弁であるとか法律の文章など、硬い文脈の中ではまだまだ使用されているのが実態だ。趣味の読書でも、作品の舞台や設定いかんでは遭遇する可能性があるぞ。

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「就中」の類義語は?違いは?

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「就中」の辞書の語義の説明にもある言葉ですが、「就中」の類義語として適当なのは「とりわけ」でしょう。今回はこの「とりわけ」を取り上げて説明をします。

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「とりわけ」

「とりわけ」は同類のものの中から特に「取り分け」られるという意味で、意味としては「就中」とさほど変わらないと言えるでしょう。違いはやはりどの文体で使うかということです。「就中」は漢文由来の語ということもあり、硬い文章で用いられます。それに対して、「とりわけ」は、和語の動詞が由来の言葉ということもあり、比較すると柔らかい文体でも使えるぶん使用範囲が広いといえるでしょう。意味合いは変わらなくてもその言葉が使用できるジャンルや場面は異なりますので、使い分けに際しては注意が必要です。

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