「ぶっちゃける」
親しい間柄で使われる言葉に「ぶっちゃける」と言う俗語がありますが、聞いたことや使ったことがある人がほとんどでしょう。
「ぶっちゃける」は、思ったことや知っていることを隠さず言う、と言う意味合いですね。実は「ぶっちゃける」は、隠し事をすっかり言ってしまうと言う意味の「打ち明ける(ぶちあける)」が音変化したものなのです。「ぶっちゃける」は「ぶっちゃけ」と言う言い方でも良く使われますね。「ぶっちゃけ」は、若者の間では頻繁に使われています。しかしながら、公的な場所や目上の人に使うのには不適当ですから、親しい間柄に限り使うようにしましょう。
「有り体に言えば」の対義語は?
「有り体に言えば」は一つの文章ですから「有り体」についての対義語を紹介します。「有り体」の対義語には「歪曲」がふさわしいでしょう。
「歪曲」
「歪曲」の読み方は「わいきょく」です。「歪曲」には二つの意味があります。一つめは、何かの物質が物理的に歪んでいたり、曲がっている、と言う意味で、二つめは、物事の事実をわざとゆがめて伝えること、です。例えば「歪曲して伝える」などと、用いられ、事実を歪めて伝える、と言うことですね。ありのままの事実を捻じ曲げると言うことですから、「歪曲」は「有り体」の対義語と言えます。
「有り体に言えば」と反対の意味の文章表現にするには「歪曲して伝える」などと言えば良いでしょう。
「Frankly speaking」
前述した通り「有り体に言えば」は、「率直に言わせてもらえば…」と言う意味の前置きとして使うことが多いです。それにちょうどピッタリの英語表現に「Frankly speaking 」が挙げられます。
中学校くらいの英語で学んだかも知れませんが「Frankly speaking」も良く前置きとして英会話で使われる言葉ですね。「率直に言うと」と言う意味です。「frank」と言う単語は、率直、隠し立てをしない、と言う意味を持ち、「Frankly speaking」は定型の表現として、とても便利ですから覚えておきましょう。
\次のページで「「有り体に言えば」を使いこなそう」を解説!/