国語言葉の意味

もとは仏教用語?「普請」の意味・語源・例文や類義語などを日本放送作家協会会員がわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「普請」について解説する。

端的に言えば、普請の意味は「土木工事、建築工事」だ。ふだん、あまり聞いたことがない言葉かもしれないが、語源や意味を知っておくと、幅広いシーンで使いこなせるようになるぞ。

日本放送作家協会会員でWebライターのユーリを呼んだ。一緒に「普請」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ユーリ

日本放送作家協会会員。シナリオ、エッセイをたしなむWebライター。時代によって変化する言葉の面白さ、奥深さをやさしく解説する。

「普請」の意味は?語源は?

image by iStockphoto

「普請」(ふしん)という言葉はあまりなじみがないかもしれませんが、「安普請」だったら、どこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。明治時代に「建築」という言葉ができるまで、「普請」は土木工事や家の建築を示す言葉でした。しかし、その語源は意外にも仏教用語なのです。

「普請」の意味を見てみよう!

まずは、辞書で意味を調べてみましょう。

① 仏語。禅宗の寺で、多くの人々に請い、労役に従事してもらうこと。
② 道・橋などの土木工事。のち、建築工事一般もいう。

出典:精選版 日本国語大辞典精選版「普請」

もとは、寺で多くの人々にお願いして、労役に従事してもらうという意味でした。大勢で建築工事に従事することから、のちに土木工事を意味するようになり、また建築工事全般も意味するようになったのです。

「普請」を使った例文

次に、「普請」を使った例文を見てみましょう。

\次のページで「「普請」の語源は仏教用語だった!」を解説!/

次のページを読む
1 2 3 4
Share: