国語言葉の意味

「倣う」の意味や使い方は?例文や類語を読書家Webライターがわかりやすく解説!

その2「追随(ついずい)」

「倣う」という行為は、まねをすることで自分も良くなろうとすることであり、ポジティブな行為といえます。しかし、少し違うニュアンスで「倣う」を使うときもあるのです。

例えば「右へ倣え」という言葉。「右へ倣え」とは、自分の頭で考えることをしないで、周りと同じようにすることです。「あなたは右へ倣えの行動ばかり。もう少し自分の意思を持ったらどうなの」のように使います。

この「倣う」の類義語には「追随(ついずい)」があげられるでしょう。「追随」は「あとについて従う」という意味。「多数に追随するな。自分自身で決断せよ。」とはサッチャー元イギリス首相の言葉です。「人数が多いからとついて従うのはやめなさい」という意味ですね。

その3「従う」

「倣う」には、「規則に倣って判断する」のように「決まっているとおりにおこなう」という意味もあります。

この意味の「倣う」の類義語には「従う」があげられるでしょう。「規則に従って判断する」と、スムーズに言い換えることができますね。

「倣う」の対義語は?

「倣う」の対義語には「背く(そむく)」があげられます。

「背く(そむく)」

「背く(そむく)」とは、ある人やものごとに対し、背を向ける態度をとることです。「親の教えに背く」などと使います。

「倣う」はその対象を「手本である」と認めている気持ちをもあらわす言葉です。「彼に倣ってパソコンの勉強をはじめる」と「彼をまねしてパソコンの勉強をはじめる」を比べると、「倣う」の方は対象への敬意を感じませんか。

対して「背く」の言葉からは、対象を「手本であると認められない」という感じが伝わりますよね。「倣う」とは対照的な言葉といえるでしょう。

「倣う」の英訳は?

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「倣う」の英訳には「follow suit with~」や「follow one’s example」を使うと良いでしょう。

その1「follow suit with~」

「follow」は「ついていく」「あとに従う」という意味です。「suit」は日本語の「スーツ」を指す単語ですが、トランプの「同じマークの札」という意味もあるのですよ。

「follow suit with~」で「~に倣う」という意味になります。「前の人が出したのと同じマークの札を出す」という意味合いに由来しているのです。

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