端的に言えば「あどけない」の意味は「無邪気な様子・純粋でかわいらしいさま」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
語学好き・英語好き・読書好きなライターくふを呼んです。一緒に「あどけない」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/くふ
語学好き・英語好き・読書好きなライター。学習塾での経験を活かし分かりやすく丁寧な解説をお届けする。
「あどけない」の意味は?
「あどけない」には、次のような意味があります。辞書や辞典で正確な内容を確認しましょう。
1.無心で愛らしい・無邪気である。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「あどけない」
「あどけない少女」・「あどけないまなざし」・「あどけない笑顔」というフレーズを聞くとあなたはどんな少女やどんな表情を思い浮かべますか。子どものかわいらしい行動や様子をイメージしたあなたは勘が鋭いでしょう。「あどけない」とは「子供の態度や様子などが無心で愛らしい」の意。無邪気でかわいらしいという人間の態度・様子・仕草などを表現する言葉です。比較的子どもの様子について説明する時に使われることが多い言葉でしょう。
「あどけない」の語源は?
次に「あどけない」の語源を確認しておきましょう。「あどけない」の由来は古語の「あどなし」と考えられています。「あどなし」とは「無邪気だ・子どものようなふるまい」の意。古語の「あどなし」に「気(け)」が付き「あどけなし」となり、現在の「あどけない」という形になったと伝えられています。
また、古語の「あどなし」は「足跡(あど)なし」=「足元がおぼつかない幼い子どもの様子」を示しているという説もありますよ。「よちよち歩きでおぼつかない様子」が転じて「子どものようなふるまい」となり、現在の「あどけない」の「無邪気な・かわいらしい子どものような」という意味が構築されたとされています。「あどけない」の語源について理解が深まりましたね。言葉の語源を学ぶ時は古語に注目してみることもおすすめでしょう。
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