端的に言えば私情の意味は「個人的な感情」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
読書家ライターの伊勢雄真を呼んです。一緒に「私情」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/伊勢雄真
理工学部に所属する現役大学生。読書が好きで自然科学分野から人文学・社会科学まで幅広く読む。
読書で培った様々な知識と理系の勉強で養った論理的思考力で、みなさんを「私情」の奥深い世界に誘おう。
「私情」の意味は?
「私情」には、次のような意味があります。まずは、辞典で私情を引いてみましょう。
1.個人的な感情。私意。
2.利己的な心。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「私情」
私情は「しじょう」と読みます。意味は上記の通りです。
意味についてさらに見ていきましょう。まず、1.の個人的な感情というのが中心的な意味ですね。これに、願望という要素が強くなったとき、2.の利己的な心という意味が生まれます。「利己的」の意味も辞書で確認しておきましょう。次の引用をご覧ください。
1.自分の利益だけを追求しようとするさま。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「利己的」
読みは「りこてき」です。利が「利益」、己は「自分」という意味を表しています。自分の利益ということですね。利己的の対義語は「利他的」となります。「他人の利益」という意味です。こちらも併せて覚えておきましょう。
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