
端的に言えば詰問の意味は「厳しく質問すること」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
詰問を受けるのがとても苦手な、読書家ライター伊勢雄真を呼んです。一緒に「詰問」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/伊勢雄真
理工学部に所属する現役大学生。読書が好きで自然科学分野から人文学・社会科学まで幅広く読む。
読書で培った様々な知識と理系の勉強で養った論理的思考力で、みなさんを「詰問」の奥深い世界に誘おう。
「詰問」の意味は?
まずは、「詰問」の辞書的な意味から確認していきます。以下をご覧ください。
相手を責めて、厳しく問いだすこと。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「詰問」
詰問の読み方は「きつもん」で、意味は上記の通りです。同じ意味の言葉で「問い詰める」というものもあります。そもそも、「詰める」の語の成り立ちは何なのでしょうか?見ていきましょう。
「詰」という漢字は、言偏に吉という漢字から成り立っています。「吉」には実は「引き締める」という意味もあるのです。よって、言葉で引き締める、言い換えれば「言葉で締め付ける」という意味になりました。この意味から、身動きの取れないという物理的な意味合いや容器に物をいっぱいに入れた状態という意味が生まれたのです。つまり、抽象的なイメージを表す言葉から具体的で物質的な意味も派生したと言えます。普通は逆パターンが多いので、ちょっと珍しい言葉ですね。
「詰問」の使い方・例文
次に「詰問」の使い方を見ていきます。次の例文をご覧ください。
\次のページで「「詰問」の類義語は?違いは?」を解説!/