国語言葉の意味

「いちいち」の意味や使い方は?例文や類語をプロダクション編集者がわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「いちいち」について解説する。
端的に言えば「いちいち」の意味は「一つ一つのこと、一つずつすべてに及ぶこと」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
ライターのflickerを呼んだ。一緒に「いちいち」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/flicker

仕事柄、言葉からひらめきをもらうことがよくある。「なるほど。そういうことか!」と言葉への知識・関心がさらに一層広がるように、さらに編プロでの編集経験を活かし理解しやすい精確な解説を心掛ける。

「いちいち」の意味や語源・使い方まとめ

image by PIXTA / 57267540

それでは早速「いちいち」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「いちいち」の意味は?

「いちいち」には、次のような意味があります。

1 一つ一つの物事。それぞれ。めいめい。「一一にわたって立証する」

2 (副詞的に用いて)もれなく一つ一つ。ことこまかに。「一一難癖をつける」「一一構っていられない」

出典:Weblio 辞書

「いちいち」は細かい点まで取り立てて問題にする様子を表し、述語にかかる修飾語として用いられます。個々のものを取り立てて問題にするというニュアンスで、しばしば不快・煩雑の暗示を伴いますよ。

「いちいち」の語源は?

次に「いちいち」の語源を確認しておきましょう。漢字で「いちいち」は「一一」と書きます。それでは「一」の漢字の成り立ちについて説明しましょう。「一」は横に引いた線一本で、数の「ひとつ」を示した字です。「一」は一般的に「一口(ひとくち)」「一時間(いちじかん)」「統一(とういつ)」と読んだりしますが、特別な読み方に「一戸(いちのへ)」「一昨日(おとつい)」「一昨年(おととし)」「一寸(ちょっと)」「一日(ついたち)」などがあります。

\次のページで「「いちいち」の使い方・例文」を解説!/

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