国語言葉の意味

「とぼとぼ」の意味や使い方は?例文や類語をプロダクション編集者がわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「とぼとぼ」について解説する。
端的に言えば「とぼとぼ」の意味は「元気なく歩くさま、歩みのしっかりしないさま」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
ライターのflickerを呼んだ。一緒に「とぼとぼ」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/flicker

仕事柄、言葉からひらめきをもらうことがよくある。「なるほど。そういうことか!」と言葉への知識・関心がさらに一層広がるように、さらに編プロでの編集経験を活かし理解しやすい精確な解説を心掛ける。

「とぼとぼ」の意味や語源・使い方まとめ

image by PIXTA / 40833745

それでは早速「とぼとぼ」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「とぼとぼ」の意味は?

「とぼとぼ」には、次のような意味があります。

[1] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)

① ぼんやりしているさま、元気なく、疲れたさまなどを表わす語。しょぼしょぼ。〔続無名抄(1680)〕

② (「とぽとぽ」とも) 力なく緩慢に行なう動作、特に歩くさまを表わす語。

[2] 〘名〙 (形動) ぼんやり、うす暗くおぼつかないこと。また、そのさま。

出典:コトバンク

「とぼとぼ」は一歩一歩歩く様子を表します。また、主体の孤独・疲労感・無気力・慨嘆の暗示があり、見る者の同情の暗示もありますよ。

「とぼとぼ」の語源は?

「とぼとぼ」はオノマトペなので語源はありませんが、漢字では「乏乏」と書きます。それでは「乏」の漢字の成り立ちについて説明しましょう。「乏」は「正」の字を反対向きにした字。的にあたった矢の数を数える人が的の反対側で隠れている場所を表します。後に、「貶」の字の意味をかりて、「たりない」「まずしい」の意味に使われるようになりました。

\次のページで「「とぼとぼ」の使い方・例文」を解説!/

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