
端的に言えば「たかが」の意味は「たかだか、せいぜい、取り立てて言い立てるほどのことでないさま」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
ライターのflickerを呼んです。一緒に「たかが」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/flicker
仕事柄、言葉からひらめきをもらうことがよくある。「なるほど。そういうことか!」と言葉への知識・関心がさらに一層広がるように、さらに編プロでの編集経験を活かし理解しやすい精確な解説を心掛ける。
「たかが」の意味は?
「たかが」には、次のような意味があります。
〘副〙 それはたいした意味・価値を持たず問題とするにたりない、という話者の気持を表わす。たかで。
(イ) 数量、金額などについていう。つまるところ。せいぜい。たかだか。
(ロ) 内容、程度、性質、身分などについていう。
(ハ) ことの成り行きなどについていう。
出典:コトバンク
「たかが」は程度が高くないことを侮蔑する様子を表す副詞です。また対象の程度が低く問題にならないことを侮蔑する様子を表しますよ。この場合、対象の程度が客観的に低いかどうかには言及せず、話者が主観的に程度が低いと判断したものについて用います。
「たかが」の語源は?
次に「たかが」の語源を確認しておきましょう。「たかが」は「たかが知れる」から派生した言葉です。漢字で「たかが」は「高が」と書きます。それでは「高」の漢字の成り立ちについて説明しましょう。「高」は遠くを見るために作られた高い物見台の形を描いた字です。後に「たかい」意味に使われるようになりました。
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