ライター/sasai
元会社員の現役フリーライター。言葉が好きで文章が好き。読むのも書くのも大好きで、海外小説からビジネス書まで何でも読む本の虫。こだわりをもって言葉の解説をしていく。
【一】[副]
1 同類の事柄を列挙していろいろな場合のあることを表す。一方では。
2 ある事態が起こる可能性があるさま。ひょっとしたら。
【二】[接]同類の物事の中のどれか一つであることを表す。または。もしくは。
出典:goo辞書「あるいは 意味」
「あるいは」はシンプルなようでいて意味が複数ある言葉です。大別すると2種類に分かれており、いくつか考えられるパターンの中からいずれかを選んで挙げる時に使用するケース。そして、「もしかしたら/ひょっとしたら」という仮定・推量の意味で使用されるケースです。
双方、状況によっては非常に近い意味で使用されることもありますが、根本的には異なる言葉になります。そのため、「あるいは」が出てきた場合は、どちらの意味で使用されているのか注意深く考えてください。
「あるいは」って漢字で書ける?
「あるいは」は漢字で書くことも可能ではあります。その場合は、「或いは」という表記です。ただし実際使用される際、「或いは」と漢字表記されることはほとんどありません。
「あるいは」に限りませんが、言葉として聞いたことはあっても、漢字で書かれると急に読めなくなる言葉は多数あります。これらは、漢字表記にして伝わりづらくなることよりも、多くの人に分かりやすいことを優先されて、あえてひらがなで書かれているのです。そのため、ひらがなで「あるいは」と書かれていても、それは間違いではありません。
\次のページで「「あるいは」ってどうやって使うの?」を解説!/