国語言葉の意味

「くどくど」の意味や使い方は?例文や類語をプロダクション編集者がわかりやすく解説!

その2「ごたごた」

「ごたごた」は不快で煩雑な内容を多量に言い立てる様子を表し、単独で「言う」などの述語にかかる修飾語になります。話者が発言を騒音ととらえている暗示があり、不快と怒りの暗示がありますよ。この「ぐだぐた」は「ごちゃごちゃ」や「ぐだぐた」に似ていますが、「ごちゃごちゃ」は発言の細部は問題にせず全体を騒音ととらえており、怒りよりは慨嘆の暗示が強くなります。また「ぐだぐだ」は不必要な内容を繰り返し述べる様子を表し、不快・焦燥・怒りの暗示があるでしょう。なお「くどくど」との違いは「くどくど」は愚痴・弁解・説明など同一の内容を繰り返し何度も述べる様子を表す点です。

その3「くどくどしい」

「くどくどしい」は非常にくどい様子を表します。また、何度も同じことを繰り返すのが不快な様子を表す「くどい」の実感として強調した語おもに言語行為について用いられ、人の性質を表す語としては用いられません。「彼は遅刻の理由をくどくどしく弁解した」のように述語を修飾する形としては「くどくどと」のほうがよりふつうに用いられます。なお「くどくど」との違いは「くどくどと」は擬態語なのに対して「くどくどしい」は形容詞だという点でしょう。

「くどくど」の対義語は?

「くどくど」と反対の意味に近い言葉をご紹介します。さっそく見ていきましょう。

その1「さばさば」

「さばさば」は執着がなくなって爽快である様子を表す擬態語。例えば「大家のおじさんは短気だがさばさばした人だ」は「…した」が付いて名詞にかかる修飾語になりますし、「洗いざらい言ってやってさばさばしたよ」は「…する」が付いて述語になります。また、しばしば主体に不利な状況において主体の側の問題を全て解決してあとに何も残ってない様子を表し、あきらめ・爽快の暗示があるでしょう。「さばさば」は「さっぱり」に似ていますが、「さっぱり」は執着がなくて爽快である様子を表し清涼感・快感の暗示はありますが、あきらめの暗示はありません。

その2「さっぱり」

「さっぱり」は否定の程度が非常にはなはだしいことを誇張する様子を表しますよ。例えば「医者にもらった薬を飲んだがさっぱり効かない」などは単独で打消しや否定を伴う述語にかかる修飾語になりますし、「冷夏でビールの売り上げはさっぱりだった」などは「だ」が付いて述語になります。「さっぱり」は肯定の可能性がまったくないことを表し、話者がその理由を理解していない暗示がありますよ。またこの「さっぱり」は「ぜんぜん」に似ていますが「ぜんぜん」は理由については言及しません。

その3「あっさり」

「あっさり」は執着が少なく淡泊である様子を表す擬態語。「和食は一般にあっさりしている」や「兄は物事にこだわらないあっさりとした性格だ」など一般に濃厚なものより淡泊なものを好む日本文化の特徴が表れています。この「あっさり」は「さっぱり」に似ていますが、「さっぱり」は執着がなくて爽快である様子を表し清涼感の暗示がありますよ。また「あっさり」は物事が簡単に決着がつく様子を表しますし、「その小学生は難問をあっさり解いた」など物事が予想に反して簡単に決着がつくことについて物足りなさの暗示があります。この「あっさり」は「すんなり」に似ていますが、「すんなり」は物事が抵抗なく進行・成就する様子を話者が意外性の暗示を伴って述べますよ。

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