
「awfully」
「awfully」は「やけに、非常に、とても、ひどく」という意味です。「Don’t you think it’s awfully cold today?」で「今日はやけに寒いと思わない?」、「Your talk with her was awfully short」で「彼女との話はやけに短かったね」と訳すことができますよ。

程度が非常にはなはだしい様子を表す言葉に「べらぼう」がある。「べらぼう」はくだけた表現でかたい文章中には登場しないぞ。また好ましくない事柄について用いることが多く、憤慨・慨嘆の暗示を伴う。例えば「東京の地価はべらぼうに高い」は「高すぎて話にならない」となり、「東京の地価はめっぽう高い」は「なぜかわからないが非常に高い」となる。
「やけに」を使いこなそう
この記事では「やけに」の意味・使い方・類語などを説明しました。「やけに」は程度がはなはだしい様子を表し、好ましい場合についても好ましくない場合についても用いられる表現。対象の程度がはなはだしいことについて話者の不審の気持ちが暗示されますが、その原因・理由については言及しないと解説しましたね。
また「やけに」は「いやに」や「みょうに」「へんに」などに似ていますが、「いやに」は「やけに」よりも不審の暗示が強く、その原因につて疑問をもっているというニュアンスになりますし、「みょうに」は人知を超えたものが原因で正常・通常でない状態になるというニュアンスがあり、原因について主体が見当がついていない不可解の暗示を伴いますし、「へんに」は理性によって正常・通常の状態ではないと判断するニュアンスがありますよ。それぞれの意味の違いを正しく理解し表現していきましょう。