国語言葉の意味

「やけに」の意味や使い方は?例文や類語をプロダクション編集者がわかりやすく解説!

「やけに」の使い方・例文

「やけに」の使い方について例文を挙げて解説していきます。この言葉は、たとえば以下のように用いられますよ。

1.「やけにご機嫌ね。何かいいことでもあったの?」「最近話題の簡単ダイエットアプリを試してみたの。手軽に始められてしかも画像とコメント付きでタイプ別に評価してくれるのよ、興味があったら試してみて、オススメよ」

2.「ここ、エアコンきかないのかな。やけに暑いね」「自動で温度を感知してくれるみたいだけど、表示されてる日時がめちゃくちゃだから故障してるのかもな。ここのサービス責任者に知らせてあげよう」

例文1は相手の機嫌がとてもいいことについて、例文2は室内の気温が異様に高いことについてそれぞれ強調する表現になっています。

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程度がはなはだしい様子を表す言葉に「めっぽう」がある。「めっぽう」はかなりくだけた表現で日常会話中心に用いられるが、やや古風なニュアンスがあり若い人はあまり用いない傾向にあるぞ。また対象の状態の程度がはなはだしいことについて話者の驚きと不可解さが暗示されるんだ。ちなみに話者自身の状態については現在ではあまり用いられない

「やけに」の類義語は?違いは?

image by PIXTA / 66421542

「やけに」と似たような意味をもつ言葉をご紹介します。さっそく見ていきましょう。

その1「めくらめっぽう」

「めくらめっぽう」は目標を見定めずに行動を起こす様子を表す副詞。例えば「めくらめっぽうな対策を立てても政治腐敗はなくならない」は名詞にかかる修飾語、「めくらめっぽうにバットを振ってもだめだ」は述語にかかる修飾語の用法です。主体が目標を見定めずに行動を起こしている様子を第三者が軽い慨嘆と侮蔑の暗示を伴って評する語で、自分自身の行為についてはふつう用いません。また「めくらめっぽう」は「やみくも」に似ていますが、「やみくも」は行動を起こす際に思慮に欠けているというニュアンスで、自暴自棄の暗示があります。なお「やけに」との違いは、「やけに」は好ましい場合についても好ましくない場合についても用いられるという点。

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