その2「しろくじちゅう」
「しろくじちゅう」は動作や行為の頻度が非常に高く切れ目がないことを誇張する様子を表し、述語にかかる修飾語として用いられます。例えば「彼女は夫のことをしろくじちゅう心配している」「うちの部長はしろくじちゅう怒ってばかりいる」などややくだけた表現で日常会話中心に用いられ、かたい文章中にはあまり登場しません。動作や行為の頻度が非常に高いのでほとんど切れ目がなく持続的に感じられる点にポイントがあり、誇張的なニュアンスがあるでしょう。
また「しろくじちゅう」は「しじゅう」や「しょっちゅう」に似ていますが、「しじゅう」のほうが冷静で誇張の暗示はありませんし、「しょっちゅう」は高い頻度を慨嘆の暗示を伴って表し切れ目のない持続の暗示はありません。なお「ひっきりなし」との違いは「ひっきりなし」はしばしば切れ目がないというニュアンスで話者の慨嘆の暗示がこもるという点です。
その3「しょっちゅう」
「しょっちゅう」は動作や行為の頻度が非常に高い様子を表しますよ。とてもくだけた表現で日常会話中心に用いられ、かたい文章中にはあまり登場しません。また動作や行為の頻度が非常に高いことを表し、しばしば慨嘆の暗示を伴うでしょう。例えば「こんな名文にはそうしょっちゅうはお目にかかれないものだ」は後ろに打消しを伴って目にする機会が少ない、珍しくて貴重だという意味です。
なお「しょっちゅう」は「しじゅう」に似ていますが、「しじゅう」は動作や行為に切れ目がない様子を表し継続の暗示があります。また「しょっちゅう」は「しばしば」「しきりに」「ひっきりなしに」などに似ていますが、「しばしば」「しきりに」は「しょっちゅう」よりも頻度が低く慨嘆などの暗示はなくて客観的ですし、「ひっきりなしに」は実際の行為が頻繁に反復される様子を暗示し一般的な傾向は表さないでしょう。
「ひっきりなし」の対義語は?
「ひっきりなし」と反対の意味に近い言葉をご紹介します。さっそく見ていきましょう。
その1「ときどき」
「ときどき」は頻度が少なくない様子を表す副詞。「寒くなるとときどき思い出したように古傷が痛む」「ときどきは窓を開けて空気を入れ換えなさい」など述語にかかる修飾語として用いられますよ。頻度は「ときおり」「ときたま」「たまに」よりも高く、「しばしば」「たびたび」「しょっちゅう」「しろくじちゅう」よりも低いです。例文のように主体の関知できない物事についても意図的な行為についても用いられますよ。また客観的な表現で頻度が少なくないことについて特定の感情を暗示しません。「ときどき」は「おりおり」に似ていますが、「おりおり」はとてもかたい文章語で日常会話にはあまり登場しません。
その2「ときたま」
「ときたま」は頻度が非常に少ない様子を表します。「その線路はほんのときたまローカル線が通るだけで、あとは猫の散歩道になっている」など述語にかかる修飾語として用いることが多いですが、述語部分を省略することもありますよ。また「ほんのときたま」は「ときたま」をさらに誇張したややくだけた表現で日常会話中心に用いられます。頻度が非常に少なく滅多に同じようなことが起こらない様子を気軽さの暗示を伴って表すでしょう。なお、頻度を表す語としては他に「ときどき」「ときおり」「たまに」などがありますが、「ときどき」は「ときたま」より頻度が高いですし、「ときおり」はややかたい文章語で主体の意図的な行為についてはあまり用いられません。そして「たまに」は価値の暗示があります。
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