
端的に言えば「ひっきりなし」の意味は「絶え間なく続くさま」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
ライターのflickerを呼んです。一緒に「ひっきりなし」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/flicker
仕事柄、言葉からひらめきをもらうことがよくある。「なるほど。そういうことか!」と言葉への知識・関心がさらに一層広がるように、さらに編プロでの編集経験を活かし理解しやすい精確な解説を心掛ける。
「ひっきりなし」の意味は?
「ひっきりなし」には、次のような意味があります。
[形動]絶え間なく続くさま。切れ目のないさま。「引っ切り無しに人が通る」「引っ切り無しに電話が鳴る」
出典:Weblio 辞書
「ひっきりなし」は動作や行為の頻度が非常に高い様子を表します。ややくだけた表現でかたい文章中にはあまり登場しません。また実際の動作や行為の頻度が高く、しばしば切れ目がないというニュアンスで話者の慨嘆の暗示がこもります。
「ひっきりなし」の語源は?
次に「ひっきりなし」の語源を確認しておきましょう。漢字で「ひっきりなし」は「引っ切り無し」と書きます。それではそれぞれの漢字の成り立ちに付いて説明しましょう。「無」は割愛しますね。「引」は「弓」と引っ張る意味の音を示す「イン」とを合わせた字。弓の弦を「ひく」意味を表します。また「切」は「刀」と二つに切る意味の音を示す「セツ」とを合わせた字。刀で「きる」意味を表しますよ。
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