国語言葉の意味

「どさくさ」の意味や使い方は?例文や類語をプロダクション編集者が解説!

「どさくさ」の使い方・例文

「どさくさ」の使い方について例文を挙げて解説していきます。この言葉は、たとえば以下のように用いられますよ。

1.引っ越しのどさくさで大事な国語辞典をなくしてしまった。自分が悪いのは分かっていても気持ちが沈んだ。たくさんの物をもとの家から運び出す際に急いでダンボールにしまったのがいけなかった。

2.そこで古老は過去を振り返り語りだした。終戦後の日本はどさくさに紛れて闇市で大もうけする奴もいた。とりわけ品川街道沿いは盛んでな、みな隠語でやりとりをしていたもんだ。兄の鉱夫は浅草の方で糊口をしのいでいたらしい。

3.王島、どさくさまぎれに逃げようたってだめだぞ。不利な状況に立たされた彼は怯んだ表情で少し後ずさりした。

ここでは「どさくさ」の用法について説明しましょう。例文1と例文2は名詞の用法、例文3は「どさくさ紛れ」の形で名詞を作りますよ。

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大勢の人が声を出して騒ぐ様子を表す言葉に「がやがや」がある「がやがや」は大勢の人が出す声全体を音声としてとらえた表現で個々の話の調子や内容は問題にしないぞ。また煩雑・不快の暗示を伴う。ちなみに「がやがや」は「わいわい」や「ざわざわ」に似ているが、「わいわい」は個々の音声の高低の調子に視点があり騒音・歓楽の暗示があるし、「ざわざわ」は人の声も含めて物音としてとらえ落ち着きのなさが暗示される。覚えておこう。

「どさくさ」の類義語は?違いは?

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「どさくさ」と似たような意味をもつ言葉をご紹介します。さっそく見ていきましょう。

その1「騒々しい」

「騒々しい」は事件などが起こって落ち着かない様子を表します。ただし、この用法は非常に限定されていて「時々刻々とかわる事件の推移に世間がなんとなくそうぞうしい」などのように「世の中が…」というような形か、「どうもそうぞうしいことで」のように慣用句となったあいさつ語の形でのみ用いられ、述語にかかる修飾語の形ではあまり用いられません。また、落ち着かない様子を表す場合にはふつうは「騒がしい」のほうがよく用いられます。「騒々しい」は「うるさい」や「やかましい」にも似ていますが、「うるさい」「やかましい」が音の性質によらず不快であることを暗示する点が異なりますよ。なお「どさくさ」との違いは「どさくさ」は混乱している様子を表し、困惑の暗示があるという点です。

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