国語言葉の意味

「こぞって」の意味や使い方は?例文や類語をプロダクション編集者がわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「こぞって」について解説する。
端的に言えば「こぞって」の意味は「残らず、ことごとく、あげて」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
ライターのflickerを呼んだ。一緒に「こぞって」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/flicker

仕事柄、言葉からひらめきをもらうことがよくある。「なるほど。そういうことか!」と言葉への知識・関心がさらに一層広がるように、さらに編プロでの編集経験を活かし理解しやすい精確な解説を心掛ける。

「こぞって」の意味や語源・使い方まとめ

image by PIXTA / 70350099

それでは早速「こぞって」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「こぞって」の意味は?

「こぞって」には、次のような意味があります。

[副]《「こぞりて」の音変化》一人も残らず。全員で。「村中が挙って祭りを楽しむ」

出典:コトバンク

「こぞって」は全員が同一の行動を起こす様子を表し、動詞にかかる修飾語として用いられます。積極的に他に働きかける行動について用いることが多く、受動的な行為や状態についてはあまり用いられません

「こぞって」の語源は?

次に「こぞって」の語源を確認しておきましょう。「こぞって」は「挙りて(こぞりて)」から派生した言葉です。それでは「挙」の漢字の成り立ちについて説明しましょう。「挙」は「手」と高く持ち上げる意味の音を示す「キョ」とを合わせた字。手で高く「もちあげる」意味を表します。

\次のページで「「こぞって」の使い方・例文」を解説!/

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