国語言葉の意味

「かろうじて」とギリギリは同じ意味?類語・対義語・英語もwebライターがわかりやすく解説!

この記事では、「かろうじて」について解説する。
「かろうじて」は普段からよく聞く言葉ですが、『なんとなくニュアンスを知っている』っていうくらいの理解で使っているやつも、意外に多いんじゃないか。しかし言葉の意味は精確に把握していないと、思わぬコミュニケーションの行き違いを生んでしまう可能性があるぞ。「かろうじて」についても、これを機に意味合いをしっかりとつかんでおこう。
今回は大学入試の受験勉強の量がまったく足りておらず、総合点数がかろうじて合格ラインに届いていたっていうライターである、ぷーやんを呼んです。「かろうじて」の意味と使い方について、説明してもらおう。

ライター/ぷーやん

webライター歴6年。鍛えられた語彙と文章力は本業でも発揮され、社内ルールの書き換え担当に。大学入試では直前の模擬試験でE判定を受け、本番まで気が気ではなかった過去を持つ。

「かろうじて」の意味から押さえよう!

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それではさっそく「かろうじて」について、その意味を調べていきましょう。

辞書にみる「かろうじて」

「かろうじて」は、辞書では次のように書かれています。

[副]《「からくして」の音変化》やっとのことで。どうにか。「―終電に間に合う」「年金だけで―生計を立てている」
出典:デジタル大辞泉(小学館) 「かろうじて」

辞書に『からくして』からの音変化とありますが、「かろうじて」は漢字にすると「辛うじて」となります。辛いという味の感覚から、つらいこころの状態や差し迫った状況を表現するのに用いられるようになったとのことです。

例文で「かろうじて」の使い方を確認!

辞書引きで意味を調べたあとは、例文で使い方を押さえていきましょう。

1.すこし寝坊してしまったが、仕事に出かけるまえに、かろうじて朝食を済ませる時間があった。
2.彼は尻に火がつかないと動き出さない癖がある。しかし土壇場の爆発力には侮れないものがあるため、いつも身から出た錆の難局をかろうじて乗り切っている。
3.初めて参加したフルマラソンだが、遅いながらもマイペースを維持してコツコツ走ることで、かろうじて脱落することなくゴールできた。

例文1と2では、『危機的な状況をどうにか回避できた』というニュアンスで「かろうじて」が使われていますね。一方例文3では、完走に至るに『不格好ながら苦労した』ということを、「かろうじて」で表現しています。

「かろうじて」の類義語3選!

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それでは、「かろうじて」の類義語からみていきましょう。

間一髪(かんいっぱつ):あぶないところ

髪の毛一本分の幅しかないことを表す言葉です。そこから転じて、「あぶないところ」や「切迫した状況」を示すために使われます。ちなみに読み方は『かんいちはつ』だとする意見も。しかし『かんいっぱつ』という読み方しかほとんど聞かない現代においては、こちらが正解と言ってもいいでしょう。

曲り形(まがりなり)にも:不完全ながら

『曲がった形ではあるけれども、完成にこぎつけた』という状態を示しています。ときにはこだわりに目をつむって、とりあえず完成させてみることも大切。一度終わらせてから振り返ったほうが全体を俯瞰でき、どこでつまずいたかが見えやすくなるものです。

ギリギリで:限界すれすれで

幅広い層の方がよく使う言葉ではないでしょうか。遅刻寸前の時間に間に合い、『ギリギリセーフ』などとつぶやいた経験は、多くの方にあるでしょう。

「かろうじて」の対義語はなにがある?

類義語の次は、対義語をご紹介します。「かろうじて」の対義語には、どんな言葉があるでしょうか。

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