国語言葉の意味

「なし崩し」の意味や使い方は?例文や類語を現役学生ライターが解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「なし崩し」について解説する。

端的に言えば「なし崩し」の意味は「少しずつ」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

現役学生ライターのタビビトを呼んだ。一緒に「なし崩し」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/タビビト

現役の文学部学生ライター。学生生活の中で数多くの芸術関係の執筆を行い、小学氏の頃から多種多様な書籍を読破してきた生粋の文化系。読書量に比例する文章力で日本語をわかりやすく解説していく。

「なし崩し」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「なし崩し」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「なし崩し」の意味は?

「なし崩し」には、次のような意味があります。

1.物事を少しづつかたづけていくこと。
2.物事を少しづつ変化させ、うやむやにしてしまうこと。
3.借金を少しづつ返すこと。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「済し崩し(なしくずし)」

「なし崩し」は、「物事をあいまいにしてフェードアウトさせること」や「なかったことにすること」という意味だと思っていませんか?実は多くの人が用いているこの意味は、誤用なんです。このように「なし崩し」は、なんとなく意味は分かるけど正しい使い方がわからないというような言葉なのではないでしょうか。

「なし崩し」の正しい意味は、「物事を少しづつ片づけていくこと」「少しづつ変化させていくこと」です。上記の二番目の意味にある、「物事を少しづつ変化させ、うやむやにしてしまうこと」の中で「うやむやにしてしまう」という部分だけが現代では取り上げられ「なし崩し」の意味として広がっていますが、本来は「物事を少しづつ変化させる」という部分のほうが重要視すべき点という事ですね。

「なし崩し」の語源は?

次に「なし崩し」の語源を確認しておきましょう。

「なし崩し」は、もともと「借金を少しづつ返済する」という意味で用いられていた言葉でした。「なし崩し」を漢字で表記すると「済し崩し」になります。「済し」は「返済」の「済」、「崩し」は「壊す」や「なくす」という意味になることからも「借金を少しづつ返済してなくす」という意味があることがわかりますね。このようにもともとは借金に対してのみ用いられていた表現が、現在の「物事を少しづつ片づけていくこと」という広い意味に派生していったという事です。

したがって現在広く誤用されている「あいまいにする」や「うやむやにする」とったネガティブな意味での「なくす」という意味はなく、同じ「なくす」でも「片づける」や「達成する」といったポジティブな意味で用いる言葉だという事ですね。

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