国語言葉の意味

「すったもんだ」の意味や使い方は?例文や類語を日本語研究家が解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「すったもんだ」について解説する。

端的に言えば「すったもんだ」の意味は「ゴタゴタがあった」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

博士(文学)の学位を持ち、日本語を研究している船虫堂を呼んだ。一緒に「すったもんだ」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/船虫堂

博士(文学)。日頃から日本語と日本語教育・言語学に対して幅広く興味と探究心を持って生活している。生活の中で新しい言葉や発音を収集するのが趣味。モットーは「楽しみながら詳しく、わかりやすく言葉をご紹介」。後述する「すったもんだ」のCMは幼少期にリアルタイムで見たことがある世代。

「すったもんだ」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「すったもんだ」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。「すったもんだ」はひとことで言うと「ごたつく様子」を表す言葉で、いかにも日本語のリズミカルな俗語という感じでなかなか面白みのある言葉ですね。それでは、「すったもんだ」について詳しく調べていきましょう。

「すったもんだ」の意味は?

「すったもんだ」とはどのような意味を持った言葉なのでしょうか。以下、参考に小学館の『精選版 日本国語大辞典』の「すったもんだ」の項目を引用します。

すった-もんだ
〘副〙 (「と」を伴って用いることもある) 互いに意見などが合わなくてもめるさま、ごたつくさまを表わす語。すったかもんだか。
※内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉九「スッタモンダしてゐますうちに、〈略〉俄に病気が重りまして」

出典:精選版 日本国語大辞典(小学館)「すったもんだ」

「ゴタゴタ」の様子を表す言葉ですが、辞書の記述を見ると「互いに意見が合わない」とありますので、他人・身内はありますが、いずれにせよ人的なもめ事・争いやいさかいを指すときに使うというのがこの言葉のポイントと言えるでしょう。

「すったもんだ」の語源は?

「すったもんだ」とは何なのでしょう。結論から言うと諸説あるが決定的な語源説はありません。Webで検索をかけるといくつかのサイトで、表記に注目した解説を見ることができます。すなわち、「すったもんだ」は通常ひらがなで表記するものですが、漢字で書くと「擦った揉んだ」となり(注:当て字かもしれません)、(1)「擦った」・「揉んだ」は共にこすり合せる意味があり、そこから色々あったと言う意味になると言う説や、(2)「擦った」・「揉んだ」はそれぞれ「こすり付ける」・「(人々が)揉み合う」と言う意味があり、そこから意見がまとまらずに揉めると言う意味であると言う内容の語源説を見ることができるのですが、いずれも出典が不明で決定打に欠け、ほんとうの決定的な語源説は未詳と言わざるを得ないでしょう。

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