国語言葉の意味

「やおら」の意味や使い方は?例文や類語をプロダクション編集者がわかりやすく解説!

その2「のろのろ」

「のろのろ」は動作が鈍くて速度が遅い様子を表します。やや客観的な表現で、話者の焦燥・不快の暗示はそれほど強くはありません。「のろのろ」は「とろとろ」や「のろくさ」に似ていますが、「とろとろ」は現代語用法で、主体の動作や反応が鈍くて話者の思うようにはいかない様子を表し、怒りと焦燥の暗示がありますし、「のろくさ」は主体の動作の手際が悪く遅いことについて、話者が怒りと焦燥・侮蔑の暗示を伴って述べます。「やおら」との違いは動作が鈍くて速度が遅い様子を表すという点でしょう。

その3「ゆるゆる」

「ゆるゆる」は速度がいかにも遅い様子を表します。「気球はゆるゆる地上に降りた」などのように用い、単独でまたは「と」が付いて述語にかかる修飾語になりますよ。進行している物の速度が非常に遅いことを実感する様子を表し、余裕の暗示があります。この「ゆるゆる」は「ゆっくり」に似ていますが、「ゆっくり」は速度が遅いことを客観的に表す表現。「やおら」との違いは速度がいかにも遅い様子を表すという点です。

「やおら」の対義語は?

「やおら」と反対の意味を持つ言葉をご紹介します。さっそく見ていきましょう。

その1「すぐさま」

「すぐさま」はある状況や行動に対する反応にかかる時間が非常に短い様子を表し、述語にかかる修飾語として用いられます反応時間が短いことを客観的に表し、特定の感情は暗示されていません。「すぐさま」は「すかさず」や「かんはついをいれず」や「さっそく」に似ていますが、「すかさず」には抜け目なさの暗示があり、「かんはついをいれず」は反応時間が非常に短いので、ほとんど同時と感じられる点にポイントがあります。また「さっそく」はある行動の後、時間をおかずに次の行動に移る様子を表し、主体の積極性の暗示があり、前の行動と後の行動との間の因果関係には言及しないでしょう。

その2「たちまち」

「たちまち」は非常に短時間の間に事態が大きく進展する様子を表します。「火はたちまちのうちに隣家に燃え移った」の「たちまちのうちに」または単独で、述語にかかる修飾語として用いられることが多いですが、述語になることも皆無ではありません。また、非常に短時間の間に事態が大きく進展する様子を表し、進展する前と後とで状態が大きく変化する暗示があります。そのため条件のつかない単独の動作などについては用いられませんよ。

「やおら」の英訳は?

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「やおら」の英訳にはどのようなものがあるのでしょうか。英語で「やおら」と言い表す時の例をさっそく見ていきましょう。

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