
「たゆまぬ」の対義語は?

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「怠ることなく続けて励む」という「たゆまぬ」ですので、その対義語となるのは「怠惰」や「自堕落」です。どちらも、「怠けて、しまりのない」ことをさして使われます。
その1「怠惰」
「怠惰」は「なまけてだらしないこと。また、そのさま」という意味です。「たゆまぬ」とは違い、緊張の糸が切れてしまって、怠けている状況を指しています。
たゆまぬ努力をしていた学生時代と打って変わって、怠惰な暮らしをしていた。
その2「自堕落」
「自堕落」は「人の行いや態度などにしまりがなく、だらしないこと、また、そのさま、ふしだら」という意味です。まさに、弛んだり、怠ったりしないようにしている状態である「たゆまぬ」とは逆の状態を指しています。
目標を失った彼が自堕落な生活から抜け出したのは、彼女との出会いがきっかけだった。
「たゆまぬ」を使いこなそう
この記事では「たゆまぬ」の意味・使い方・類語などを説明しました。
「たゆまぬ」は「弛まぬ」という「弛む」の否定形で、「怠ることや緩むことのないさま」を意味しています。
「努力」のように「続ける事が良しとされていること」に励み続けている状態を指して使われることが主となる言葉です。
しかし、「飽くなき」のように「自らの心に突き動かされて」というより、自制心をもって続ける感じ。
どちらであっても、大切なのは、やるべきことを「弛ませない」ことです。