
端的に言えばお力添えの意味は「他人の仕事を手助けすること」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
子どもの頃から国語辞典を読んでいたほど、ことばや読書が好きなインタビューライターのmomo.moを呼んです。一緒に「お力添え」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/momo.mo
幼児の頃から新聞を読むのが日課。読書好きが高じて国語辞典を読むことにハマり、 中2で漢検準2級に合格。ことばにまつわることと文章で伝えることが好きで、広告コピー講座に通った経験も。好奇心旺盛・多趣味なまま現在に至る。様々な媒体で文章の執筆やインタビューの仕事をしながら、大学でも学び直し中。
「お力添え」の意味は?
「お力添え」には、次のような意味があります。
助け(ること)。個人的な援助。
出典:新明解国語辞典(三省堂)「力添え」
「力添え」は、「ちからぞえ」と読みます。
家族や友達との日常会話ではあまり使われませんが、打ち合わせや商談といったビジネスの場面などの少しかしこまった場や、目上の方とのビジネスメールの中などで使用されることの多い表現です。
相手に対して、丁寧あるいは尊敬を示す接頭辞「お」を付けています。
「お力添え」の語源は?
次に「お力添え」の語源を確認しておきましょう。
「力添え」の「添え」とは、「何かのそばにおく、そばにつける、一緒につける」といった意味合いがあります。
何か行動することや、力が必要なことに対して、まさに”添える”、つまりそばについて手伝ったり、サポートしたり、一緒に行う、といった様子から、生まれた表現なのでしょう。
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