この記事では「折を見て」について解説する。

端的に言えば「折を見て」の意味は「機会を見計らって」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

語学好き・英語好き・読書好きなライターくふを呼んです。一緒に「折を見て」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/くふ

語学好き・英語好き・読書好きなライター。学習塾での経験を活かし分かりやすく丁寧な解説をお届けする。

「折を見て」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「折を見て」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「折を見て」の意味は?

「折を見て」には、次のような意味があります。辞書や辞典などで正確な内容を確認しましょう。

1.適当な機会をみつけて・時期を見計らって

出典:実用日本語表現辞典「折を見て」

日本語には「折」という漢字がつく言葉がたくさんありますね。その中でも「折を見て」をご紹介しましょう。「折を見て」とは「都合の良いときに・時期を見計らって」の意。読み方は「おりをみて」です。適切な時期やよいタイミングを見つけてから行動するプラスの意味もありますが、不確実な未来を示す表現でもあるでしょう。

タイミングが合わなければ行動しないというニュアンスがこめられている言葉です。面と向かっては断りにくく、返事を曖昧にしたいときにも使用されているでしょう。もし相手から「折を見て連絡します」と言われた場合には、連絡が来ないかもしれないと考えておくと良いですね。

「折を見て」の語源は?

次に「折を見て」の語源を確認しておきましょう。「折を見て」の「折」とは「 過ぎていく時間・区切られたある時点・機会」の意。「見る」は「調べる・見つける」という意味を示しています。この二つの漢字が組み合わさって「適当な時期を見つける」となり現在の「折を見て」を表すようになったと考えられていますよ。「折を見て」の由来について理解が深まりましたね。

\次のページで「「折を見て」の使い方・例文」を解説!/

「折を見て」の使い方・例文

「折を見て」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この用語は、たとえば以下のように用いられます。

1.商品の在庫の件につきましては、折を見てこちらからご連絡致します。
2.昇級試験について、彼女には折を見て話しておきます。
3.今月から新しく担当になりましたので、折を見てご挨拶に伺います。

例文から「折を見て」の使い方を学びましょう。例文1は「連絡」です。「商品の在庫について問い合わせがあり、機会を見計らって連絡するという状況」を示しています。在庫の確認が取れ次第、連絡するのかもしれませんね。例文2は「話す」です。「昇級試験が実施されることを彼女に機会を見て伝えるという場面」を表していますよ。何事もタイミングが大事でしょう。

例文3は「伺う」です。「今月から新しく担当になったのでお客様の所へ挨拶に行くという場面」ですね。例文のように「折を見て」は「連絡」・「話す」・「伺う」と一緒に使用されることが多い表現です。特に、ビジネスシーンで使われていますよ。他にどのような表現と一緒に使われているのか観察してみましょう。

「折を見て」の類義語は?違いは?

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「折を見て」の類義語にはどのような表現が考えられるのでしょうか。一緒に確認しましょう。

「頃合いを見て」

「折を見て」の類義語はたくさんありますが、今回は「頃合いを見て」を紹介しましょう。「頃合いを見て」は「適当な時機・よい潮時」の意。「頃合い」とは「ちょうどよいタイミング」のことです。ここでの「見る」とは「見つける・調整する」の意。「折を見て」の「見る」と同じ意味ですね。

「頃合いを見て」は例文1と2が示しているようにビジネスシーンで良く使われる表現でしょう。「折を見て」と「頃合いを見て」の両方を使いこなせるようになりましょう。

\次のページで「「折を見て」の対義語は?」を解説!/

1.頃合いを見てご連絡致します。

2.頃合いを見て挨拶に伺います。

「折を見て」の対義語は?

「折を見て」の対義語にはどのような表現が考えられるのでしょうか。関連する言葉を確認しましょう。

「間が悪い」

「折を見て」には「良いタイミングで」という意味がありましたね。この意味での対義語で「間が悪い」を紹介しましょう。「間が悪い」とは「1.運が悪いこと・時期が悪いこと・タイミングが悪いこと2.引け目を感じる・肩身が狭いこと・きまりが悪い」の意。「折を見て」の反対の意味は1番目の「時期が悪いこと・タイミングが悪いこと」でしょう。

使い方を例文で解説しますね。例文1は「タイミングが悪い場面」です。「せっかく時間をかけて訪れたレストランが休みだった場面」を示しています。例文2は「きまりが悪い場面」です。「デートをしているところを同僚に目撃された様子」を表していますね。例文1のように「タイミングが良くない場面」も表現しますが、例文2のように「恥ずかしく引け目を感じる場面」でも使われている言葉ですよ。両方の意味で使えるようになりたいですね。

1.片道2時間かけて有名なレストランを訪れたが、臨時休業だったとは間が悪い

2.彼女とデートしているところを同僚に目撃され、間が悪い思いをした。

「折を見て」の英訳は?

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「折を見て」は英語でどのように表現するのでしょうか。キーワードとなる英単語をチェックしましょう。

「if there is another chance」

「折を見て」は様々な英訳ができますが、ここでは「if there is another chance」を紹介しましょう。「chance」は「機会・好機」の意。「if」は「もしも~であれば」を表しています。直訳すると「もし機会があれば」ですね。

使い方を例文で確認しましょう。例文1は「頃合いを見計らってまた連絡する」という場面を示しています。例文2は「タイミングが合えばまた会いましょう」という場面を表していますよ。日常生活でもビジネスシーンで良く使われる表現でしょう。ぜひ、使いこなして下さいね。

\次のページで「「折を見て」を使いこなそう」を解説!/

1.I will contact you again if there is another chance.
(折を見てまたご連絡致します。)

2.Let's meet again if there is another chance.
(折を見てまた会いましょう。)

「折を見て」を使いこなそう

この記事では「折を見て」の意味・使い方・類語などを説明しました。日本語は英語のようにイエス・ノーがはっきりとしておらず、曖昧さや間接的な物言いをすることが多い言語でしょう。「折を見て」も日本の文化が感じられる独特な表現の1つかもしれませんね。「折を見て連絡します」・「折を見て伺います」と言われた時はやんわりと断られているのかもしれません。相手が本当に伝えたいことは何かを感じ取る必要があるでしょう。

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国語言葉の意味

「折を見て」の意味や使い方は?例文や類語を現役塾講師がわかりやすく解説!

この記事では「折を見て」について解説する。

端的に言えば「折を見て」の意味は「機会を見計らって」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

語学好き・英語好き・読書好きなライターくふを呼んです。一緒に「折を見て」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/くふ

語学好き・英語好き・読書好きなライター。学習塾での経験を活かし分かりやすく丁寧な解説をお届けする。

「折を見て」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「折を見て」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「折を見て」の意味は?

「折を見て」には、次のような意味があります。辞書や辞典などで正確な内容を確認しましょう。

1.適当な機会をみつけて・時期を見計らって

出典:実用日本語表現辞典「折を見て」

日本語には「折」という漢字がつく言葉がたくさんありますね。その中でも「折を見て」をご紹介しましょう。「折を見て」とは「都合の良いときに・時期を見計らって」の意。読み方は「おりをみて」です。適切な時期やよいタイミングを見つけてから行動するプラスの意味もありますが、不確実な未来を示す表現でもあるでしょう。

タイミングが合わなければ行動しないというニュアンスがこめられている言葉です。面と向かっては断りにくく、返事を曖昧にしたいときにも使用されているでしょう。もし相手から「折を見て連絡します」と言われた場合には、連絡が来ないかもしれないと考えておくと良いですね。

「折を見て」の語源は?

次に「折を見て」の語源を確認しておきましょう。「折を見て」の「折」とは「 過ぎていく時間・区切られたある時点・機会」の意。「見る」は「調べる・見つける」という意味を示しています。この二つの漢字が組み合わさって「適当な時期を見つける」となり現在の「折を見て」を表すようになったと考えられていますよ。「折を見て」の由来について理解が深まりましたね。

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