体の仕組み・器官理科生物

「スワンメルダム」って誰?赤血球の発見者について医学系研究アシスタントがわかりやすく解説

スワンメルダムから影響を受けた人物

この章は番外編となりますが、スワンメルダムから影響を受けた人物がいます。それは平賀源内ですよ。

意外に思われるかもしれませんが、「スワンメルダム」を検索すれば、エレキテル発明で有名な「平賀源内」も出てきます。平賀源内は、オランダ博物学関係の洋書を家財を投げうってまで熱中し集めていたそうです。

天才は海を越えて時代を超えて運命的に出会ってしまうのでしょうか。

微小な世界に熱狂的に見せられたスワンメルダム

スワンメルダムの赤血球を発見した経緯は、父から医者になるよう言われ、医学を学んだことにちなみます。貿易商だった父のおかげで、世界中の珍しい産物であふれる博物館のような空間で生活していたとこもあり、彼の中にあった好奇心が微小な世界へ駆り立てられるきっかけになったのでしょう。

百科事典やその他の辞典には他の偉人よりも文献が少ないです。しかしながら、このように微小な世界を観察をもって研究する素地を築いたのは彼と言っても過言ではないような気がします。

日々進化している科学。現在使われている顕微鏡の精度がさらに上がると、今までになかった新発見があるかもしれませんね。

イラスト引用元:いらすとや

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