国語言葉の意味

「めげる」は標準語それとも方言?意味や使い方・類語などを語学系主婦ライターがわかりやすく解説

1.厳しい練習を重ね初戦を迎えたが惨敗、チーム全員がめげた。
2.両親の離婚、借金、苦境にもめげず、彼はひと財産を築いた。
3.母方の祖母は「皿がめげた」「車がめげとる」と言う。関東在住の私、気持ちだけじゃなくなんでもめげるんだと思った。

例文の1.は「気力を失う」意味で使われています。2.はくじけず、あきらめなかった様を「めげる」を打ち消し「めげず」と表現。また「苦境にめげない」とも使います。

3.は方言としてのセリフで「こわれた」意味です。使う地域でなければ耳慣れず、ちょっと不思議な感じがしますね。

「めげる」は類義語たくさん!

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「気力を失う」または「こわれる」意味でも、「めげる」には様々な類語があります。代表的なものをピックアップしてご紹介しましょう。

「凹む(へこむ)」:気力を失う

「凹む」には大きく三つの意味があります。平地よりも低くくぼむこと・へこたれること・損をすること、です。「へこたれる」とはあきらめて気力を失くすこと・弱気になること、「へたばる」力尽きて座り込むことをいい、これが「めげる」と似た意味になります。使い方は「プレゼンが酷評されて凹んだ」「思い切って告白したが振られて凹んだ」などです。

「萎える(なえる)」:気力が抜ける

「萎える(なえる)」は体力気力が衰えて弱くなる・しなびるなどの意味です。ネットスラングで「萎え(なえ)」と使われ気持ちがしぼむこと・興ざめする意味で、「萌え(もえ)」の対義語とも。「大好きなアイドルの恋愛スキャンダルに、気持ちが萎えた」「彼と同じ学校に進学しようと猛勉強していたが、恋人のうわさに萎えた」と使います。

「故障(こしょう)」:正常に働かなくなる

「故障」と機械や身体などの機能が正常に働かなくなること・進行の妨げになるなどの意味があります。「こわれる」という意味の「めげる」の同義語として挙げました。「目覚まし時計が故障して寝坊した」「練習試合で故障して本番の大会は不参加だった」と使います。

\次のページで「「めげる」の対義語はなんだろう?」を解説!/

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