国語言葉の意味

「たらふく」の意味や使い方は?例文や類語をプロダクション編集者がわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「たらふく」について解説する。
端的に言えば「たらふく」の意味は「腹いっぱいに、十二分に」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
ライターのflickerを呼んだ。一緒に「たらふく」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/flicker

仕事柄、言葉からひらめきをもらうことがよくある。「なるほど。そういうことか!」と言葉への知識・関心がさらに一層広がるように、さらに編プロでの編集経験を活かし理解しやすい精確な解説を心掛ける。

「たらふく」の意味や語源・使い方まとめ

image by PIXTA / 54961263

それでは早速「たらふく」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「たらふく」の意味は?

「たらふく」には、次のような意味があります。

〘副〙 (「鱈腹」は当て字) 腹一杯。あき足りるほど。堪能するほど。

出典:コトバンク

「たらふく」は腹いっぱい食べる様子を表し、「食う・つめこむ」などの動詞にかかる修飾語として用いられます。くだけた乱暴な表現なので、女性はあまり用いない傾向にあり、日常的には「おなかいっぱい」などを用いますよ。また、主体の満足感とそれ以上は入らない余地のなさを暗示しています

「たらふく」の語源は?

次に「たらふく」の語源を確認しておきましょう。「たらふく」は「鱈の腹」から派生した言葉です。大食いの鱈の腹が膨れていて満腹な状態から「たらふく」は腹いっぱい食べる様子を表すようになりました。それでは「腹」の漢字の成り立ちについて説明しましょう。「腹」はからだをあらわす「月」と、ふくらむ意味の音を示す「フク」とを合わせた字です。からだのあつくふっくらとしたところ、つまり「はら」を表しますよ。

\次のページで「「たらふく」の使い方・例文」を解説!/

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