
「痩躯」の使い方・例文
続いて、「痩躯」の使い方を、例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.あなたの対戦相手のゴールキーパーは、長身痩躯の選手だった。
2.向こうから、サポーターをした痩躯の若い青年が近づいてきた。
3.人気の繁華街で、長髪痩躯の若者に偶然出くわした。
4.白面痩躯の先生が講演する英会話の会合に参加した。
5.ある日本人女性は、痩躯な体格を筋トレして鍛えている。
例文1は、痩躯に長身を付け、四字熟語の「長身痩躯」とし、背が高くてやせたからだをした人という意味になっています。例文2の瘦躯はそのまま、やせたからだの意味です。
例文3も、例文1と同様に「〇〇痩躯」という使い方をした表現。例文4も、同様です。身体の特徴を語るのに便利な表現なので、覚えておきましょう。
例文5の意味は、痩躯そのものの「やせたからだ」の意味となっています。

まずは「痩躯」の意味や使い方などについて見てきた。痩躯は「そうく」と読むが、すぐに読める人はなかなかいないかもしれない。そして、痩躯の意味もやや難しいものの、「やせたからだ」と知ってしまえば簡単だ。「長身痩躯」「白面痩躯」といったように、四字熟語として使われることも多く、合わせて覚えておく手もある。
「痩躯」の類義語は?違いは?

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次に、「痩躯」の類義語とその意味を、それぞれ見ていきましょう。
痩躯の対義語は、痩身、細身、貧弱をはじめ、華奢、スリム、やせっぽっち、ひょろり、痩羸など、大変多くあります。
その1「華奢」
まず、痩躯の類義語の1つである「華奢」について紹介します。
華奢の読み方は「きゃしゃ」です。姿や形が上品で美しいが、弱弱しく感じられる様子、頑丈でない様子といった意味になります。「花車」も、同じ読み方で同じ意味です。
例を挙げると「華奢な体つき」「華奢な女性」という表現で使われます。
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