その4「鷹揚」
「鷹揚」は「おうよう」と読み、ゆったりと落ち着いている様子、という意味で、茫洋が持つ意味にも似て、おおらかなイメージもあります。どちらかというと、ポジティブな言葉です。
鷹揚の「鷹」は鳥のタカであり、「揚」は高く上がるという意味。「彼は鷹揚な人」「鷹揚に構えている」「鷹揚な態度」といった使い方をします。
「茫洋」の対義語は?
続いて、「茫洋」の対義語を見てきます。
茫洋が、果てしないという意味であるのに対し、「有限」が対義語です。
「有限」
茫洋が「限りなく広々」という意味なら、有限は「限りがある」という意味なので、まさに対義語と言えます。限度や限界がある、はっきりとした対義語は無限です。
「ゆうげん」と読むのが一般的で、「かぎりある」とも読むことがあるのも、覚えておきましょう。
その1「vast」
「vast」は、広大な、という意味のほか、(数量・程度などが)膨大な、(金額が)巨額の、という意味もあります。
例文を見てみましょう。
・a vast city
茫洋(広大)な町
・vast continent and countries
茫洋な(広々とした)大陸と国々
・a vast desert
茫洋たる(広大な)砂漠
・vast amount of money laundering
巨額のマネーロンダリング(資金洗浄)
その2「limitless」
「limitless」も、茫洋の英訳の1つです。限りない、という意味でよく知られています。
例文を見てみましょう。
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