国語言葉の意味

「茫洋」の意味や使い方は?例文や類語を元新聞記者がわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「茫洋」について解説する。

端的に言えば、茫洋の意味は「広々として限りない」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

元新聞記者で、ライター歴20年のトラコを呼んだ。一緒に「茫洋」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/トラコ

全国紙の記者を7年。その後、雑誌や書籍、Webでフリーの記者などとして活動中。文字の正確さ、使い方に対するこだわりは強い。

「茫洋」の意味や語源・使い方まとめ

image by iStockphoto

それでは早速、「茫洋」の意味や語源・使い方を、見ていきましょう。

「茫洋」の意味は?

まず最初に、「茫洋」には、次のような意味があります。

[ト・タル][文][形動タリ]広々として限りのないさま。広くて見当のつかないさま。「―たる海原」「―とした人物」

出典:デジタル大辞泉(小学館)「ぼう-よう【茫洋】」

まず、茫洋は「ぼうよう」と読みます。一般的に、あまりなじみがない言葉かもしれません。「芒洋」と書くこともあります。

広々として限りのない様子広くて見当がつかない様子、といった意味です。類義語の「限りない」が、最もイメージしやすいでしょう。

特に気を付けたいのは、「多岐亡羊」という四字熟語です。この漢字が正解で、多岐茫洋ではないので注意する必要があります。

「茫洋」の語源は?

次に「茫洋」の語源を、確認しておきましょう。

茫洋の、言葉自体の語源は、実のところはっきりとわかっていません。

この茫洋の「茫」は、遠くにはるかに広がる、広々としているといった意味。「洋」は、大きく広がる様子をはじめ、広く大きい海、外国、西洋などの意味があります。

つまり、この2つの漢字を組み合わせ、大きく広々としている様子、というのが、茫洋の言葉が持つ正しい意味です。

「茫洋」の使い方・例文

それでは「茫洋」の使い方を、例文を使って見ていきましょう。

\次のページで「「茫洋」の類義語は?違いは?」を解説!/

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