ライター/sasai
元会社員の現役フリーライター。言葉が好きで文章が好き。読むのも書くのも大好きで、海外小説からビジネス書まで何でも読む本の虫。こだわりをもって言葉の解説をしていく。
【一】[副]
1 非常によく似ているさま。まるで。そっくり。
2 そのまま。もとのまま。
3 すべて。全部。
【二】[接]そうは言うものの。かと言ってやはり。
出典:Weblio辞書「さながら 意味」
「さながら」の意味は上記の通り4つあります。ただもっとも一般的な意味は副詞の1番の「非常によく似ている」という意味合いです。その他の意味合いは古語の世界で出てくることはしばしばありますが、現代での使用例は比較的少なめといえます。
しかし総じて「さながら」は慣れていなければ扱いが難しく、なかなか自然には使えません。それはもっとも一般的に使われる「非常によく似ている」という意味合いであっても変わりません。
「さながら」の使い方
「さながら」の使い方は以下の通りです。
1.彼女の美貌ときたら、「さながら」美術品のようだ。
2.大人になって自分は変わったが、この町は昔「さながら」だ。
3.突然の雨に降られ、持ち物は「さながら」ずぶ濡れになってしまった。
4.何もするとなと言われたが、「さながら」じっとしていることも難しい。
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