国語言葉の意味

【慣用句】「筆を置く」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターがわかりやすく解説!

その2「筆を折る」

文章を書くことをやめるという意味ですが、単にやめるというより、文筆活動を引退するという意味合いのほうが強いです。

その3「筆を投げる」

これは、書いてる文章を最後まで書かずに投げ出すという意味です。完成はしてないのにやめるという意味になってしまいます。

「筆を擱く」の対義語は?

さらに、筆を擱くの対義語の意味を紹介します。基本的に「筆を擱く」が文章を書き終えるという意味なので、書き始めるという意味ならば対義語になるのです。

その1「筆を下す」

新しい筆を使い始めるという意味もありますが、文字や文章を書き始めるという意味もあります。

その2「筆を染める」

筆に墨汁を含ませるという意味はもちろん、そこから初めて文章を書くことや書き始めるという意味になりました。

「筆を擱く」の英訳は?

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最後に「筆を擱く」を英訳していきましょう。

「have finished writing」

「筆を擱く」の英訳をしていきます。と言っても、英語の表現で「筆を擱く」に完全一致する言い回しがあるわけではありません。大事なことは、「筆を擱く」の言いたいことの核となる部分を訳すことですね。英訳の解説に入る前に「筆を擱く」の意味を振り返りましょう。この慣用句の言いたいことは「執筆を完了する」ですね。一時中断することでも執筆を投げ出すことでもないわけです。つまり、「文章が完成した」という意味合いを意識して訳さなければなりません。

では、「文章が完成した」をどのように訳すか。そして、「筆を置く」や「筆を投げる」、「筆を折る」を英訳したときの違いは何か。これらを例文で確認していきます。こちらをご覧ください。

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