「諸々」の使い方・例文
「諸々」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.この春までに諸々やるべきことがある。
2.ご報告ありがとうございます。諸々承知いたしました。
3.引っ越しにあたっては諸々お世話になりました。
4.その日は諸々あって欠席させていただきます。
「諸々」はたくさんの数があることや理由などを、はっきりと伝えたくないような場合によく使われます。
1の例文は、やらなければならないことがたくさんありすぎるということです。2の例文は、ビジネスの世界で何かの承認を伝える時によく使われる言い回しですね。3の例文は、何かのお礼をする時のかしこまった言い方です。4の例文は、ビジネスの世界で連絡の際によく使われる言い回しで、はっきり理由を言いたくない場合にあいまいにして伝える言い回しとなっています。
その1「色々」
「色々」(いろいろ)の意味は「異なる物事や状態が多いこと」で、「諸々」と似た意味を持つ言葉で名詞、形容動詞、副詞となります。「色々」は話し言葉であり、文章や手紙などで用いると幼稚な印象になりますね。「色々とお手伝いいただきありがとうございました」と話すのは問題ないですが、文章にする時は「諸々お手伝いいただきありがとうございました」になるのです。
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