
「頓挫」を使った四字熟語は?
「頓挫」を使った四字熟語を2つご紹介します。難しい表現ですが、マスターするとワンランク上の表現力が身につきますよ。
その1「抑揚頓挫」
「抑揚頓挫(よくようとんざ)」は頓挫の意味でご紹介したうち、2番目の意味を使った四字熟語です。この熟語の意味は「文や声などの調子を上げ下げしたり、途中で滞らせたりして、全体的な効果をはかること」。話は平坦では聞いていて面白くありませんね。落語のようにうまく「抑揚頓挫」されている話方は、聞き手を惹きつけます。
その2「沈鬱頓挫」
「頓挫」の対義語は?
続いて「頓挫」の対義語を見てみましょう。「頓挫」は「途中で中止する」という意味でしたね。では反対の意味は?
その1「成就」
「成就(じょうじゅ)」は「願望していたことが実現すること」という意味です。「頓挫」が途中でくじけてやめてしまう、という意味でしたから、最後まで志を全うする「成就」は「頓挫」の対義語と言えます。
その2「完遂」「貫徹」
「完遂(かんすい)」「貫徹(かんてつ)」もビジネスシーンで使う表現ですね。いずれも「最後までやり遂げること、目的達成まで思い通りにやり抜く」という意味です。
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