

端的に言えば「口が滑る」の意味は「うっかりものごとを他人に言ってしまう・秘密や内緒のことを話してしまう」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
語学好き・英語好き・読書好きなライターくふを呼んだ。一緒に「口が滑る」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。
ライター/くふ
語学好き・英語好き・読書好きなライター。学習塾での経験を活かし分かりやすく丁寧な解説をお届けする。
「口が滑る」の意味は?
「口が滑る」には、次のような意味があります。辞典などで正確な内容を確認しましょう。
1.言ってはならないことをうっかり言ってしまう。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「口が滑る」
「口」が使われている慣用句はたくさんありますね。今回は「口が滑る」を解説します。「口が滑る」とは「言ってはいけないことをつい言ってしまうこと・秘密を話してしまうこと」の意。読み方は「くちがすべる」です。慣用句の中でも秘密にしておいてほしいと頼まれていたことを誰かに話しまったり、言ってはいけないことを言ってしまった場面で使用される言葉ですね。マイナスなニュアンスが強い慣用句でしょう。
「口が滑る」の語源は?
次に「口が滑る」の語源を確認しておきましょう。「口が滑る」の「口」は「ものの言い方・世間の評判・うわさ」の意。「滑る」は「余計なことを言ったり書いたりしてしまう・ 調子に乗ったままものごとが望ましくない状況になる」という意味がありますよ。この二つの漢字が組み合わさって「口が滑る」の意味が構成されていますよ。語源を学ぶ際はひとつひとつの漢字の意味を考察してみましょう。
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