国語言葉の意味

「恐れ入ります」の意味や使い方は?例文や類語を現役文学部生ライターがわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「恐れ入ります」について解説する。

端的に言えば恐れ入りますの意味は「感謝いたします、恐縮です、申し訳ございません」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

日本語学を学び学習ライターを経験したfleurを呼んだ。一緒に「恐れ入ります」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/fleur

小学校の頃の趣味は広辞苑を読むこと。日本語学を専攻し、出版社で校正を担当した経験も活かしわかりやすい日本語解説記事を発信する。

「恐れ入ります」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「恐れ入ります」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「恐れ入ります」の意味は?

「恐れ入ります」には、次のような意味があります。

「恐れ入ります」は、目上の人間に対して「感謝」「恐縮」「申し訳なさ」などの気持ちを表明する言い回し。文脈によって意味合いが異なるが、幅広い文脈でさまざまな意味合いで使えるということでもある。相手が示した厚意に対して述べる「恐れ入ります」は、恐縮しつつ感謝(御礼)を述べる表現である。相手に何事かを依頼したり相手に声をかけたりする手前に述べる「恐れ入ります」は、「失礼します」という恐縮の意味合いが強い。いわゆるクッション言葉としてよく用いられる。

出典:実用日本語表現辞典「恐れ入ります」

「恐れ入ります」は「おそれいります」と読みます。硬い表現で、主にビジネスの場などで上記のような「感謝」「恐縮」「申し訳なさ」などあらゆる意味で用いられる言葉です。

また、目上の人物や敬意を払いたい人物に対しての依頼の際にクッション言葉としての役割も果たします。

このように、上手に使いこなせば上品で謙虚な印象を与えるので、使い方を覚えておいて損はありません。

「恐れ入ります」の語源は?

次に「恐れ入ります」の語源を確認しておきましょう。

恐れ入りますは、意味を見たときにもあったように相手を敬って使う言葉で、「恐れ入る」という動詞に助動詞「ます」をつけて丁寧にした形です。

この恐れ入るは文字通り「ひどく怖がる」「ひどく驚く」という意味を持ちます。「入る」は動詞の連用形について程度の深さを強調する役割を果たす接尾語です。

そのため、「恐れ入ります」には「私のような者にそんなことをしていただき、恐縮でひどく驚いてしまいます」「あなたのような方にこんなことを言って申し訳なさでいっぱいで恐ろしく思います」のような姿勢が表れています。

\次のページで「「恐れ入ります」の使い方・例文」を解説!/

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