
その2「その折」
「その折」とは、「その時、その際」という意味。「その際」と意味は非常に酷似していますが、「その折」は明確な時間や場所を意味していなく、出来事を特定する事が出来ません。この事から、「その折」を使う際は、時期や機会など、広い範囲の出来事を指す際に使用しましょう。
また、明確な時期を指さない事から、遠い過去の出来事にも使用できるのです。
・先日の件に関しての資料を送付させ頂きました。お手すきの折はご確認いただければ助かります。
・まだ娘が小学生の折には、大変お世話になりました。
・お近くにお越しの折には、ぜひお知らせいただきたく、お待ち申し上げております。
その3「以前は」
「以前は」は、「その時より前」を表します。「その節は」と同様に、過去の出来事を表す際に使われますが、「以前は」は過去の出来事全般を表すため、「その節は」ほど具体的に指しません。
・以前は、この場所に立派な建物が建っていたが、既になくなっている。
・以前は、こちらの部署で大変お世話になっておりました。
・彼は以前の姿と違って、今はものすごくかっこよくなった。
「on that occasion」
「その節は」を、英語で表す場合「on that occasion」を使用するのがいいでしょう。「occasion」は、「時間」や「時」を表す言葉で、「on tha occasion」とすると、「その時」「その節は」という意味になります。実際に例文も見ていきましょう。
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