
「大音声」の使い方・例文
「大音声」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.サービス業の会社で働いている彼女は、小柄ながら驚くほど大音声の持ち主だ。
2.暗い夜道で大音声を張り上げているアフロヘアーの男がいた。
3.出版記念パーティーの会場内は、歓談する人々の声が合わさって大音声になっていた。
例文1と例文2の「大音声」を「大声」に置き換えて読んでみてください。文の内容が少しチープな印象になりませんか?「大音声」を使うことで臨場感が生まれていることが分かるでしょう。文語的なニュアンスが出るので、前後の展開にも興味がわいてきます。
例文3は、たくさんの話し声を一つの音として捉えている感じが伝わりますね。蝉(せみ)が一斉に鳴く様子などにも使われている表現です。
「大音声」の類義語は?違いは?

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ここからは「大音声」の類義語を見ていきましょう。「遠くまで響き渡る声」と同じような意味を持つ言葉を、いくつか紹介していきます。
その1「雷声」
「雷声」は訓読みすると「かみなりごえ」となり、「周囲に響き渡るぐらい大きな声」という意味になります。音読みの「らいせい」は「雷の音」「雷のような大きい音や声」という意味です。どちらで読んでも「雷声」は「大音声」に限りなく近い意味の言葉だといえるでしょう。
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