国語言葉の意味

「狷介」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターがわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「狷介」について解説する。

端的に言えば狷介の意味は「頑固なまでに自分の意思を曲げないこと」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

哲学書好きライターのTakk1976を呼んだ。一緒に「狷介」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/Takk1976

学生時代から読書の虫。特に東洋、西洋の哲学書に親しみ、日々新しい言葉に出会うことが喜び。田舎に住み、米作りに励みながら晴耕雨読の日々を暮らす異色のライターが「 狷介」について解説していく。

「狷介」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「狷介」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「狷介」の意味は?

「狷介」は「けんかい」と読み、次のような意味があります。

頑固で自分の信じるところを固く守り、他人に心を開こうとしないこと。また、そのさま。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

「狷介」は過剰なまでに頑固な態度を意味する言葉です。自分の意思を大切にしようとするあまり、他人のアドバイスや意見に耳を閉ざし、人の話を聞かない、もしくは聞こうとしない人に対して使われます。また他人との議論において自分の意見を決して曲げようとしない、妥協しない態度に対しても用いられる言葉です。

周りに振り回されて自分の意志をすぐに曲げてしまうのは問題ですが、あまりに頑固すぎて妥協しないのもまた問題ですよね。「狷介」はその頑固さが度を過ぎる場合に使われる言葉なので、多くの場合あまり良い意味では使われません

「狷介」の語源は?

次に「狷介」の語源を漢字を紐解きながら確認していきます。

まず「狷介」の「狷」を見ていきましょう。あまり馴染みのない感じかもしれませんが、「狷」は「心が狭い」や「頑固」と言った意味があります。ちなみに「狷」の訓読みは「かたいじ」で、「片意地を張る」という時のあの片意地と、まったく同じ意味です。

次に「介」はいろいろな意味がありますが、「かたいもの」「よろいなど堅いもので身を守る」などの意味があります。

「狷介」に用いられる感じはどちらも堅い感じを表す言葉で、それに加え「狷」の漢字が持つ「頑固」のイメージが重なり、かなり心が狭い頑固者というイメージがつかめるのではないでしょうか。

\次のページで「「狷介」の使い方・例文」を解説!/

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