端的に言えば不可逆の意味は「もとにもどれないこと」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
現役予備校講師で7年目の黒騎士を呼んです。一緒に「不可逆」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/黒騎士
2015年から予備校講師として働いて現在に至る。講義以外にも参考書や模擬試験作成が得意。学生から社会人まで幅広く学習に関する情報を発信する。
「不可逆」の意味や語源・使い方まとめ
「不可逆」は、理科の分野で使われるので聞いたことがあるかもしれません。早速「不可逆」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。
「不可逆」の意味は?
「不可逆」には、次のような意味があります。
再びもとの状態にもどれないこと。
出典:デジタル大辞泉(小学館)
「不可逆」は再びもとの状態にもどれないことを意味します。普段生活している上で、「不可逆」について意識することはあまりないと思われますが、世の中で勝手に起こる現象は不可逆といって差し支えないでしょう。
例えば、雨粒が地面に落ちて水たまりになる現象は不可逆で、水たまりから雨粒になることはありません。このように日常生活においても不可逆はあらゆるところに存在しています。
「不可逆」の語源は?
次に「不可逆」の語源を確認しておきましょう。もとの状態にもどりうること、逆にもどりうることを表す「可逆」に打消しの意をもつ「不」をつけたものが「不可逆」です。
「不可逆」は物理や化学などの分野でよく使われており、「不可逆変化」「不可逆反応」というように物質の変化や反応に着目することがほとんどになります。
「不可逆」の使い方・例文
「不可逆」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
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