国語言葉の意味

「もとい」の意味や使い方は?例文や類語を現役塾講師がわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「もとい」について解説する。

端的に言えばもといの意味は「事前の訂正」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

塾講師歴5年のれお先生を呼んだ。一緒に「もとい」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/れお先生

教壇に立って、授業をすること5年。今も現役塾講師として、中学生・小学生を指導している。塾での経験を活かし、子供でも分かりやすい記事の作成を心がける。

「もとい」の意味や語源・使い方まとめ

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「もとい」という言葉を耳にしたことはありますか?方言のような印象のある人もいるのではないでしょうか?それでは早速「もとい」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「もとい」の意味は?

「もとい」には、次のような意味があります。

もと‐い【元い】
[感]「元へ」に同じ。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「もとい」

もと‐へ【元へ】
[感]《旧軍隊用語》

1 体操などで、もとの姿勢にもどることを命令する語。もとい。

2 言いまちがえて訂正するときに発する語。もとい。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「もとへ」

「もとい」という言葉を漢字で書くと「元い」となります。この言葉は、元々「元へ」という言葉から変化した言葉です。「もとい」の意味は、「元へ」と同じ意味になります。普段使うときは、「元へ」の意味2である言い間違いを訂正するときに使いうことが多いです。

「もとい」の語源は?

次に「もとい」の語源を確認しておきましょう。「もとい」の語源は2通りの説があります。1つ目が、旧軍隊用語の「元に戻れ」です。「元に戻れ」とは、指示を出す人の号令の1つで、もとの姿勢に戻るという意味で使われます。学校の体育で行う集団行動をイメージすると分かりやすいのではないでしょうか。この「元に戻れ」が変形して「もとい」になったとされています。

2つ目は、「元結(もとゆい)」です。「元結」とは、髷を結ぶ麻ひもの事を指します。昔の床屋さんでは、髷をなおすときに元結を外し、再度一から締め直していました。このことから、元に戻してなおすという意味の「もとい」となったとされています。

「もとい」の使い方・例文

「もとい」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

\次のページで「「もとい」の類義語は?違いは?」を解説!/

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