
アジアの「モンスーン」
「東風」など、季節によって決まった方角から吹く風を「季節風」といいます。この「季節風」の英訳が「モンスーン」です。日本のようにモンスーンがある地域を紹介します。
南アジアのモンスーン
南アジアに位置するインド、ネパール、バングラデシュでは、日本同様にモンスーンがあります。11月から5月ごろまではシベリア高気圧の影響を受け、北東から乾燥した風が吹くことが多いです。5月から夏にかけては、シベリア気団が弱まることで南西の風に代わり長い雨季になります。この南西季節風が、インドモンスーンです。
東アジアのモンスーン
東アジアから太平洋のミッドウェー島付近まで続く広い範囲で、モンスーンが起きます。冬は、北風や北西風、西風がおき、夏は、南風や南東風、東風です。また、5月から8月までに各地域で2~3カ月間の雨季があり、冬は乾燥して雨は少ない気候になっています。
「東風」を使いこなそう
この記事では「東風」の意味・使い方・類語などを説明しました。「東風」とは「こち」「こちかぜ」「あゆ」「ひがしかぜ」など多くの読み方のある言葉です。意味は、東から吹く風を表しています。歳時記では、「こち」は春の季語です。また、「東風」以外にも方角と風を合わせた「南風」「西風」「北風」があります。また、「東風」を英訳すると「Dongfeng」です。日本以外の国でも「東風」のような季節風が吹く地域があります。是非調べてみてください。