国語言葉の意味

「傾聴」の意味や使い方は?例文や類語を現役塾講師が解説!

「傾聴」の対義語は?

「傾聴」の対義語は、明確に定義されていません。話を聞かないという意味であれば、「無視」、話を真剣に聞かないという意味であれば「聞き流す」が対義語になるのではないでしょうか。

その1「無視」

「無視」の意味は次の通りです。

む‐し【無視】
[名](スル)存在価値を認めないこと。また、あるものをないがごとくみなすこと。「人の気持ちを―する」「信号―」

出典:デジタル大辞泉(小学館)「無視」

「傾聴」と「無視」は、対義語になりえるのではないでしょうか。「無視」には、話を聞かないではなく、存在を認めないという意味です。存在を認めないから、話を聞かない、もしくは話をしていないこととします。「無視」することで、信頼関係を築くことは不可能です。

その2「聞き流す」

「聞き流す」の意味は次の通りです。

きき‐なが・す【聞(き)流す】
[動サ五(四)]聞いても心にとめないでおく。聞き捨てにする。聞き過ごす。「そんなうわさは―・すことだ」

出典:デジタル大辞泉(小学館)「聞き流す」

「傾聴」と「聞き流す」は、対義語になりえるのではないでしょうか。双方ともに相手の話を聞いていますが、聞き手側の心構えが対義的です。相手は、聞き手の表情や態度から、真剣に聞いていないことはすぐに見破られてしまいます。「無視」と比べても「聞き流す」の方が、対義語になる可能性が高いです。「無視」や「聞き流す」では、良好な人間関係は築けません。人間関係を円滑にするためにも、「無視」や「聞き流す」ことは控えましょう。

大人になって気づくことが多くある。れお先生は、どんな人の話も真剣に聞くがあまり、逆に注意されたことがあるそうだ。「なんでそんなに真剣にきくのですか」と言われて、ビックリして言葉が出てこなかったと言っていた。人には、真剣に聞いてほしい話題と聞き流してほしい愚痴があるのだろう。何でもかんでも「傾聴」していると話す側も疲れてしまうのかもしれないな。

「傾聴」の英訳は?

image by iStockphoto

「傾聴」の英訳は、「listen attentively」「be all ears」です。

「listen attentively」「be all ears」

「listen attentively」とは、傾聴とも訳されます。「listen」が聞くという意味で、「attentively」が、よく注意してや親切に、いたわってという意味です。2つが合わさることにより、傾聴という意味の熟語になります。

また「be all ears」とは、直訳すると「全てが耳です。」という意味になりますが、これは「あなたの話をちゃんと聞いていますよ」という意味で使われます。

どちらも日本語の「傾聴」として使われる言葉です。

no-img2″>
 <figcaption class=桜木建二

親や小学校の先生に相手の話を聞きましょうと言われた人は、多いのではないだろうか。小さい頃から、繰り返し何度言われても、なかなかできない本当に奥が深いことだ。「傾聴」とは、カウンセリングでも使われる特別な技術なので、何も特別な勉強をせず聞き上手な人は、他の人にはない才能がある。

「傾聴」を使いこなそう

この記事では「傾聴」の意味・使い方・類語などを説明しました。「傾聴」とは、熱心に相手の話を聞くことです。「傾聴」は、ビジネスや医療現場でも使われている、相手との信頼関係を築く技術でもあります。「傾聴」の類義語は、「聞く」です。日常会話で使い分けることはすくないですが、「傾聴」という技術を指すときは必ず使い分けましょう。また、「傾聴」の英訳は「listen attentively」「be all ears」です。どちらも「傾聴」という意味がある熟語となっています。

1 2
Share: