端的に言えば苦し紛れの意味は「他に策がなく」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
接客業で鍛えられた語学力を持つAYAを呼んです。一緒に「苦し紛れ」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/AYA
長年接客業で培った「正しい敬語」を武器に、新人教育の経験も豊富なライターAYAが「苦し紛れ」について読み方から使い方、よくある読み間違いも含めて、分かりやすく解説していく。
「苦し紛れ」の意味や語源・使い方まとめ
「苦し紛れ」という言葉は日常会話でもよく使われますが、この言葉を用いる時、それぞれに色んな状況・理由があると思います。そもそもどういった時に使う言葉なのか、どういった意味を持っているのかを詳しく解説していきますね。
それでは早速「苦し紛れ」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。
「苦し紛れ」の意味は?
「苦し紛れ」には、次のような意味があります。
1.苦しさのあまりすること。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「苦し紛れ」
「苦し紛れ」とは「くるしまぎれ」と読み、「苦しさのあまりすること」の意。「紛れ」には「事の勢いで何かをする」という意味があります。そして「心情を表す形容詞の語幹、動詞の連用形に付いて、その心情に駆られて分別を失うさまを表す。」の意味が強いので、追い詰められた時に判断力が狂い、常識から外れた言動をしてしまう事を言いますよ。そしてこの言葉は、他人から見て切羽詰まった状態の人の、その場しのぎの支離滅裂な言い訳や嘘などの言動を表す言葉になりますよ。
「苦し紛れ」の使い方・例文
「苦し紛れ」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
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