
「拙い説明で恐縮ですが、最後までお聞きいただきありがとうございます」
「留学生である彼の日本語は拙いものの、一生懸命勉強したことが分かる」
類義語その2「小生」
「小生(しょうせい)」とは自分の事を指す表現です。相手に対し自分をへりくだっていう言葉になります。主に手紙やメールなどで使用し、口語ではあまり使用しません。
また「小生」は男性が使える表現です。女性は使えないので注意しましょう。女性の場合は「小生」ではなく「私」を使用します。
特徴的なのは「小生」は「同等か目下の人に対して使う表現」だということです。自分をへりくだって言う言葉ですが、目上の人には使えません。そのため目上の人に使うと、生意気と思われる場合もあるため注意しましょう。
「お元気ですか。小生は元気にしております」
「資料を共有しましたので、不明点がありましたら小生までご連絡ください」
「不肖」の対義語は?
「不肖」の対義語にはどのようなものがあるでしょうか?「不肖」の対義語は「貴殿」「熟練」「優秀」があります。
「貴殿」は尊敬の二人称の代名詞です。使い方として、自分の謙称である「不肖」とは逆の意味になります。
「熟練」「優秀」とは何かに秀でている、優れていることです。技術や技量において、未熟で劣っているという意味の「不肖」と逆になっています。
「不肖」を使いこなそう
この記事では「不肖」の意味・使い方・類語などを説明しました。「不肖」をマスターする上で押さえておきたいポイントは以下の4つです。
・「不肖」は「未熟者」という意味の謙遜表現として使われている。
・「不肖」は紹介・指名されたときは使えない。
・「不肖」の類義語には「拙い」「小生」などがある。
・「不肖」の対義語には「貴殿」「熟練」「優秀」などがある。
ぜひ「不肖」の意味をマスターして語彙力アップに繋げましょう。