「痛み入る」の類義語は?
それでは「痛み入る」の類義語について見ていきましょう。「痛み入る」には「恐れ入ります」「恐縮です」などの言い換え表現があります。
類義語その1「恐れ入ります」
「恐れ入ります」とは「申し訳なく思う・大変ありがたく思う」という意味です。もともと申し訳ない気持ちを表す言葉でしたが、そこから転じて「心が苦しくなるくらい、ありがたい気持ち」という意味でも使われるようになりました。
「恐れ入ります」は、目上の人に対して、謝罪や感謝、お願いをする際によく使われます。
「痛み入る」と「恐れ入ります」は似ているため、この2つの使い分けに悩む人もいるでしょう。両者の違いは、「痛み入る」は感謝する際に使われるのに対し、「恐れ入ります」は謝罪と感謝の両方に使われる点です。「痛み入る」のほうが、より感謝の度合いが強い表現になります。
「お忙しいところ恐れ入りますが、ご返信いただきますようお願いいたします」
「わざわざご連絡してくださり、恐れ入ります」
類義語その2「恐縮です」
「恐縮です」とは「申し訳なく思う・大変ありがたく思う」という意味になります。
もともと「身が縮こまるくらい恐れ入ること」という意味です。そこから派生し、謝罪や感謝の気持ちを表します。
こちらも「恐れ入ります」と同じように、目上の人に対して使う表現です。「痛み入る」が感謝する際に使われるのに対し、「恐れ入ります」は謝罪と感謝の両方に使われる言葉になります。活用する際は注意しましょう。
また目上の人に限らず、同僚や目下の人にも使える表現です。「痛み入る」と比較すると軽いニュアンスを持つため、気軽に使える言葉になります。
「お気遣いいただき、恐縮です」
「大変恐縮ですが、ご伝言をお願いできますでしょうか」
「痛み入る」の対義語は?
「痛み入る」 の対義語はありません。
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